2006年06月27日

≪チキンズ・マンション Ver.2≫

『本日の航海先・世田谷区、奥沢・O‘s nest・波鶏・風厠』

黒布.jpg

つい最近、昔話をした。十二年も前の話だった。
その翌日、カーステレオから流れるこの曲に・・・・・涙した。
その頃の俺らと今の船長が、あまりにもその曲に映し出されていたから。


●三日月の夕べ(作詞作曲/衣川和久)/ サイーサイドチキンズ

風ふく街に灯がともる  夕焼けが終わるころ
むらさき色した空の下  三日月の夕べ
時は流れるゆっくりと  昔も今も
寄せてはかえす波の音に  三日月の夕べ

過去と未来を繋げる僕を
ありのままに照らす三日月

浮世の月夜にあける盃  前世から来世まで光る三日月
呑もう一杯 新しきに乾杯 古き人達を偲び献杯
涙もそのまま照らす三日月

生まれたばかりの川さえも  いつかは海になる
曲がりくねったりしながらも 大きなは海になる

海はやがて雲になって
雨を運び 川が生まれる

過去と未来を繋げる僕ら
力ためて死ぬまで生きる


そんなんで今回の作品(クリックすると拡大画像になります。)
【イメージ基画】
ジャケ表.jpgジャケ裏.jpg

【全体、下】             【全体、上】
館波.jpg 館波上から.jpg

【アップ】
館波アップ.jpg

【タイトル】
・≪チキンズ・マンションVer.2≫

【制作者】
・船長Chii ・船大工Ma-Bo- 

【花材/材料】
・ゲイラックス ・ハラン ・孔雀の羽 ・砂

【作者コメント】
前回の作品チキンズ・マンションのVer.2を作りました。
これから来るどんな荒波にも、負けず頑張ってほしい。との気持ちで、
ハランで波をイメージし、そこにチキンズ・マンションを建てました。
生まれたばかりの川さえも  いつかは海になる
曲がりくねったりしながらも 大きなは海になる のイメージです。


「遠回りでも良いんだよ。無駄な経験なんてねーんだからさ!!」
です。


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2006年06月22日

大田市場

本日の航海先・東京都・大田区・東海・波早・風朝』

いやーついに船長、六月十七日で三十三歳になってしまったよ。
皆さん、沢山のバースデーメッセージ本当にありがとう。励みになります。
そこで船長、一つ歳も取った事だし、「これからも、頑張るぞ!」の気持ちを込めて、
何か大人としての約束事でも、決めてみっかなー。なんて思ってみたんだわ。
まーそんなんで、寝る間も惜しんで考えた結果、以下の三つを守って、三十三歳を
生きてく事にしてみたよ。

1)ゴミは分別する。
2)喫煙は灰皿の有る所で。
3)洗濯は残り湯で洗う。   「んーこれで船長も立派な大人だな!!!!」

そんなんで最近、作品ばっか載せてたのでここらで、原点回帰の意味も込めて、
今回は花市場レポートです。
(クリックすると全て拡大画像になります。)
【箱と箱】
市場01.JPG

【箱とレール】
流れて行くねー。何処まで行くんかな?
市場0.JPG

【人と中卸】
あの花は何処に在るかな?
市場1.JPG

【花と中卸-1】
おっこりゃ安いぞ!!でも色がなー?
市場3.JPG

【花と中卸-2】
いいねー、このバラ買いなんじゃない!!
市場2.JPG

【買う人と売る人】
昔の競りは手だったのに、最近は何でもデジタルだねー。
市場4.JPG

【資材屋と人】
へー、こんな器出たんだねー。でも二十個もいらねーな!!
市場6.JPG

【売店と朝食】
この店でしか、このパン見ないよねー。またツナだけ三種類も在るよ。
市場7.JPG


今回紹介したのは、日本最大の生花市場、大田花きです。
BangLassiが作る作品、商品の八割はここから仕入れ、生み出されます。
早朝、眠い目をこすりながら、その場所に行くと脳が目覚め、体が自然に
動き出します。 そんな花屋にとっても日常でありながら、非日常な場所です。

「さー、其処から始めよーか!!」
です。


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2006年06月18日

≪チキンズ・マンション≫

『本日の航海先・世田谷区、奥沢・O’s nest・波鶏・風館』

昔の汽車、SLが置いてある駅での話。
夜のSL広場には、家路を急ぐ少し疲れたスーツを着た酔っ払いが、ワサワサいた。
そしてその隅に、ダンボールで出来た家で丸まるように眠る人達が、沢山いた。
そして、その真ん中で少し自分を誇示しながら、歌う若者がいた。
もちろん、今日やっと生きる事が出来るだけの金しか、もってないようだった。

そして、その広場のちょうど真下に、地下鉄の乗り換えのための、地下通路があった。
そこに在るダンボールの家の隣。黒い布をひき、その上で商売をする若者がいた。
こっちも、もちろん今日生きる以外の、金なぞ無い様子。
この、若者の達の共通は、其処にいる誰よりも、真っ直ぐな笑顔だった。
いや、それしか、もって無かったのかもしれない。

それから十数年後。
O’s nestの店主、Kitaさんから電話があった。
「chiiさんに会わせたい人がいるんだけど、今から店に来れない?」
「あー良いよ。今そっちに向かってるから。」
「そーですか、そりゃ丁度良かった!では、待っててもらいますね。」
それから十五分後。店のドアを開けると、ガラの悪い兄ちゃんが、カウンターに、
少し浮いた感じで座っていた。あっ絶対この人の事だな!!と思いながら隣に座った。

「会わせたかった人って、こちらの方なんですよ。」
「あーやっぱりですか。店に入ってすぐ分かったよ。
だって、なんか同じ匂いのする人がいるなー。て思ってたんだわ。」
「あっ俺も、今そー思ってた所だったよ。」と、初対面の隣人。
「今話してたら、実はこちらの方も、昔ホームレスの方に
お酒をご馳走になった事が有ると、おっしゃっていましたので。」
「それなら、僕の知り合いにも一人、同じ経験の人がいて。
実はその人は、うちの店のお花を作ってくれてる人なんですよ。」
「それで、今からその人が店に花を作りに来るので、お会いになりませんか?と話をしていたんです。」
「なるほどね。あっ初めまして、chiiです。」
「おっどうも、カズです。」と握手。

そしてこれが、十数年前あのSLの在る駅で、お互いの存在は知りながらも、
話すことが無かったあの若者達の、初の出会いになり。
新たに親友が出来た瞬間だった。


そんなんで今回の作品(クリックすると拡大画像になります。)

【イメージ基画】
ジャケ表.jpgジャケ裏.jpg

【全体、開】        【全体、閉】
鳥館.jpg 鳥館閉.jpg
【タイトル】
・≪チキンズ・マンション≫

【制作者】
・船長Chii ・船大工Ma-Bo- 

【花材/材料】
・ゲイラックス ・孔雀の羽 ・砂

【作者コメント】
カズサンがボーカルをつとめるバンド。サニーサイドチキンズのニューアルバム、
チキンズ・マンション発売にあたり、お祝いの気持ちで作りました。
IZUTANI氏のジャケットデザインを基にイメージし作りました。
トイレとロッカーを合わせた感じにして、中に販売するCDをいれられる様にしました。
扉裏部分は、サニーサイドチキンズがより飛翔してほしいという気持ちで、
孔雀の羽を使用しています。


「扉を開けて、成鳥しよーぜ!!」
です。

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2006年06月13日

≪魂≫

『本日の航海先・ジャワ島、ボロブドゥール・波再・風生』

前回≪崩壊と再生≫からの続きです。

ボロブドゥール.jpg(クリックすると拡大画像になります。)

やっと、たどり着いた宿の扉が・・・・・開かない!!
バラ線をさけて扉を叩く、叩く、「プルミシー(インドネシア語でスイマセン)」
叩く、叩く、・・・「プルミシー」叩く、叩く。・・・・途方に暮れる。
「そりゃそうだ!!朝の五時だ。開いてるわけがねー。」
取り合えずその場に座ってみた。どうするか考える。・・・諦めた。
誰か出てくるまで待つかと、腹をくくったその時。ギシギシと錆びた音がする。
扉が・・・開いた。

ウシロを見上げる。その目線の先には、少し腹のでた短パン姿に、上半身裸の、
オッサンが立っていた。まるで竹箒を武器のように担ぎながら、俺らを見下ろす。
半笑いで手紙を渡す。 首をかしげながら、乱暴に手紙を取るオッサン。
その後、片言の英語とインドネシア語を混ぜながら、話をすること十五分。
汗ばんだ裸に、ハグされていた。その後お茶をご馳走になり、部屋のカギをもらう。
通された部屋は、小さい扇風機と小さい窓が付いてるだけの、簡素な部屋だった。

「あー疲れた!!」と、シャワーも浴びずベットに倒れこむ。
これでやっと寝れると、目を閉じてウトウトし始めた。その時。
爆音で何かが叫んでる。 窓の外にある電信柱に巨大なスピーカーが付いていて、
そこから何か独特な音程で、読み上げるような、歌うような感じの言葉が流れてきた。
後に解ったのだがコーラン(イスラム教の教典)という物らしい。
何度も目を閉じるが、この爆音のおかげで困った事に全然眠れない。
 
「仕方ない少し早いが、行ってみるか!!」
この街に来た最大の目的は、ボロブドゥール”だった。(詳しくはコチラ
ローカルバスに、またもや揺られること一時間。
“世界最大の大乗仏教遺跡、ボロブドゥール”にやっとの思いで到着した。
目に入るのは。色んな食べ物の屋台、色んな種類の土産物、色んな国の観光客。
「そりゃそうだ。」と、それらを無視して中に入る。巨大な遺跡は外から見るより、
中に入ると、その大きさに圧倒された。その全てが石で出来た建物に身をゆだねると、
全てのことが、洗い流されて行く様な感じになった。

頂上でたたずんでいると、隣町からやって来たと言う学生さん達が、話しかけてきた。
彼らはインドネシア語で話す。俺は日本語で答える。会話にはなっていないのだろう。
でも、不思議と話は通じていた。心から笑う彼らの100%の笑顔が、ここから、
見える絶景よりも、ましてやこの遺跡よりも、強く優しく輝いていた。

<あの地震で、彼らは今どうしているのだろうか?笑えているのだろうか?>

今回は船大工Ma-Bo-の作品です。(クリックすると拡大画像になります。)
【ラフ】
魂ラフ.jpg

【全体】
塊全体.jpg

【アップ】
塊.jpg

【タイトル】
・≪魂≫

【制作者】
・船大工Ma-Bo- 

【花材/材料】
・シペラス ・アゲラタム ・ヒマワリ(ココア) ・カンガルーポー
・スモークツリー ・etc

【作者Ma-Bo-コメント】
今回は、自分の中で!挑戦したくなって作った魂です。
崖っぷちをイメージして作りました。
なんかロッククライミングしたくなるような器。
その頂上には、森がある感じでさ。
誰も踏み入る事の出来ない空間を表現してみました。


「入らなけりゃよ。見えねーんだよ!!」
です。


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2006年06月09日

≪崩壊と再生≫

『本日の航海先・ジャワ島、ボロブゥドゥール・波再・風生』

前回≪二重螺旋≫からの続きです。

borobu.jpg(クリックすると拡大画像になります。)

早朝五時のその街は、未だ眠りの中で、まるで時が止まっているようだった。
不眠の目に入ってくるのは、車のいない車道と、人のいない歩道、そして、
憎たらしく攻撃してくるような朝日だけだった。
あちこち痛い体に、でかいバックを背負って一枚の手紙を頼りに歩き出す。
前の町で知り合った、インドネシアの友達“デワ”が書いてくれた手紙。
その手紙には、昔デワがお世話になった人の宿のアドレスと、俺らの紹介文、
そして、下手くそな地図が書いてあった。

この地図が曲者で、手持ちのガイドブックと照らし合わせても、一致する所が
見つからない。しばらく考えてみた。・・・ガイドブックをバックにしまった。
地図を右に回し、左に回し、汗で地図に水玉模様が出来た頃、目的の路地を見つける。
「ん?なんだこりゃ!!」
地図に書いてある名前がついてる、この路地の入り口。なんと、鉄の扉がそびえ立つ。
明らかに、「入るなよ」って言ってる感じだ。
ちょっと、戸惑いながらも扉をおしてみた。・・・開いた。

扉の中に入ってみる。さっきまで歩いてた大通りにくらべ、明らかにうす暗い。
カビ臭い道を勇気を出して進んだ。右に曲がり左に曲がり、路地はどんどん狭くなる。
それでも進んだ。
「たぶん次の角を曲がれば、その宿が見えるはず。」
が、見えたのは・・・鉄の扉。今度はご丁寧に、バラ線まで巻いてある。
今度は開けずに隙間から中を除いて見た。 人が寝てた。しかも、まばらに複数。

さすがに戻ろうかなと、来た道を振り返る。もと来た所に戻れる気がしない。
仕方なく、扉を開けた。
虚ろな目をこっちに向ける人達を、見ないようにしながら進んだ。
探していた、宿名が書いてある看板を見つけた。やっとの思いで見つけたその宿にも、
やはり、同じように鉄の扉があり、同じようにバラ線が巻いてある、
ただ、同じじゃないのは・・・・・・扉が開かない。 
(スイマセン。長くなったのでもう一回に分けます)

そんなんで今回の作品(クリックすると拡大画像になります。)
【全体】
再生全体.jpg

【アップ】           【上から】
再生フカン.jpg
【タイトル】
・≪崩壊と再生≫

【制作者】
・船長Chii 船大工Ma-Bo-

【花材/材料】
・マングローブ ・枯れ枝 
・梱包用クッション ・鉛板

【作者コメント】
ニュースで壊れた町を見ても、何も出来ず。そのニュースでさえ、
だんだん取り上げなくなり。
地震がおきてから、ほんの少しの時間しかたってないのに、
もう人の頭からは、忘れられようとしてる。そんな事がスゴク寂しく思う。
結局は“対岸の火事”なんだろう!!
船長も、募金することぐらいしかやってない。
だからせめてと想い、今回の作品を作りました。どんなに壊れても、
頑張って復興してほしいと言う想いで作りました。
瓦礫感を出すために、枯れ木、鉛、を使い。
再生する力強さを、アジアの植物“マングローブ”で表現しました。

「なー教えておくれよ。ラブ&ピースをさー!!」
です。


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2006年06月04日

白に咲くピンク

『本日の航海先・豊島区・池袋・風祝・波桃』

先週の日曜日、ブライダルブーケを届けに行ってきた。

二ヶ月ぐらい前の話。
「あのー、結婚式のブーケをお願いしたいんですが。出来ますか?」
と二人組みの女性が話かけてきた。
「はい!ー出来ますよ!!」といつもの様に話し始める。
「あー良かったー、このお店カワイイからお願いしたくて。」
「彼女は女優さんなんですけど、今度式を挙げるんです。」
「それで私は彼女のヘアーメークなんですけど、色々イメージが決まってるんで、
相談にのってほしいんですよー。」
「そーですか、それはオメデトウございます。何でも言ってくださいね。
大丈夫ですよ。」

その後、一時間ぐらい話しただろうか。大分色んな事が決まってきて。
最初は緊張気味でかたかった場も、大分和らぎ。
「いやー花屋さん。面白い人ですねー。」
「そうですかー?お客さんもかなりの者ですよー。本当に女優さんですか?」
「ハハハハー。」「フッフフッフー」なんて具合。

「でも本当に、花屋さんスゴイですねー。色々アドバイスもしてくれて、
ありがとうございます。あーココにして良かった。」
「それは何よりです。イヤイヤ、こちらこそ有り難うございます。」
「本当に良かったーー。向こう口の花屋さんにね、教えてもらったんですよ。」
「あーそうなんですか。・・・・・えっ??」
「んっ? 北口にも支店ありますよね? そこで、南口の本店で聞いて下さい。
って言われたんですけどー。」
「えっ、ないですよ。・・・・・・・あーそれ別の花屋ですね。」

「えっ。えっーーーーーーーーーーーー。」

そんなんで今回の作品
(クリックすると全て拡大画像になります。)
【全体】
0528ブーケ.jpg

【アップ】
0528ブーケ2.jpg

【制作者】
・船長Chii

【作者コメント】
打ち合わせ、制作、と全体を通じて楽しい仕事でした。
新郎様がデザイナーと言うことで、後日の新郎様との話も楽しく進みました。
「オレンジから赤のグラデーションでピンクが前に出るような感じで、
コスモスの様な草花を、摘み取って束ねた感じ。」と言うオーダーでした。
今は季節的にコスモスが無いため、ピンクのマーガレットで代用しました。
新婦に良くお似合いのブーケが出来たと思います。

安田美香さんオフィシャルサイトはコチラ


「笑う門には福来る!!」
です。

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posted by 船長Chii at 23:27| Comment(6) | TrackBack(0) | 船長の仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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