2007年03月06日

≪ヒラクトビラは割れた空から≫

『本日の航海先・世田谷区、奥沢・O's nest・波鍵・風扉』

この空を見てたら、船長こんな事を思った。
070303_0.jpg

「なー・・・タカシ。」
「うん?なに?鉄男君」
「俺、思うんだけどよー。あれってやっぱ、あっちに行くためのトビラだと思うんだよ。」
「うん、僕もそんな気がする。・・・で・・あっちってどこなの?」
「いや、なんか俺には良くわかんねーんだけどよ、別の世界っつーか、あの世っつーかよ。なんかそんな感じのとこだよ!!」
「なんか、いい加減な気がするなー。まー鉄男君らしいけどね。」
「なんだよそれ!・・・んで、あれが降りて来てからどん位たつけっか?」
「ニュースで七週間が経ったって言ってたよ。」
「タカシって、ニュース好きな。」
「うん、だって面白いじゃない。」
「そーか?・・・・んで、それって、あれが降り初めてからか?それとも空が割れてからか?」
「空が割れてからだって。」
「・・・・・!!」
「・・・・・??」
「そ〜か。・・・・・・あれ・・そろそろ刺さるよな。」
「うん、あの空が割れて、少しずつあの割れ目から降りてきたじゃない。」
「あ〜。」
「それで、その速度を計算すると本当はもうとっくに刺さっても良いんだって。」
「ふ〜ん、んで?」
「うん、でもね。地上まであと2メートルってとこで、止まったらしいよ。」
「へ〜あれやっぱり止まってんだな。」
「うん、そうなんだって。」
「んじゃよ、その地上ってどこよ?・・・なんつーんだ、俺らのいるこの高さ?それともあの山のてっ辺かよ?」
「山のてっ辺なんじゃない。だってあの山、高さ2メートル以上はあるでしょ。」
「あーそうかもな!!・・・んじゃよタカシ、あの山はいつ出来たんだよ。」
「小学校の時にならったじゃない。あれは山じゃなくて古墳だって。」
「だからよ。んじゃその古墳はいつ出来たんだよ。」
「たしか、三世紀から七世紀ぐらいだったと思うよ。」
「それって、何年ぐらい前よ。」
「だいたい、千五百年ぐらいまえなんじゃないかな。」
「んじゃーよ。その千五百年ぐらい前にもよ。あの花は咲いてた事があるのかよ!!」
「その頃は咲いてなかったって、学者さんが言ってたよ。あの空が割れた時に、急に咲き出したらしいんだって。」
「ふ〜ん・・・そっか・・。」
「それでね。花が咲くにつれて、古墳の周りが砂漠化してったんだって。」
「んじゃよ。いつかはこの街なんかも砂漠になっちまうのかよ?!」
「ううん。砂漠化は止まったらしいよ。あの古墳のてっ辺に花が咲きはじめたじゃない。それが満開になったのと関係があるみたいだよ。」
「ふ〜ん。・・・・んじゃよ。あれやっぱり、そろそろ刺さるんじゃねーか?」
「うん。そろそろ、あれも動き出しそうだって言ってたよ。」
「・・・・・・。」
「・・・・・・。」
「なータカシ。・・・あれって何だと思うよ?」
「鉄男君、僕にもそんなのわかんないよ。」
「・・・俺はカギだと思うんだよ!!」
「・・・うん!! カギっぽいよね。」
「んで、あの山がよ。」
「古墳でしょ。」
「おーその古墳がよ。・・・やっぱトビラなんじゃねーかな?」
「う〜ん。・・・じゃ〜さ、そのトビラが開いたら、そこに何があるのかな?」
「しらねーけどよ。あっちの世界だよ!!」
「・・・・・・・・・・」
「どうしたよ、タカシ。」
「鉄男君。・・・なんか、怖いね・・・。」
「・・・あー怖いな!!・・・でも行くだろ。」
「えっ?」
「あそこに、カギがあってよ。」
「・・・うん。」
「そこに、トビラがあってよ。」
「・・うん。」
「そしてあれが、開くならよ。」
「・うん。」
「その先に行くしかねーだろ!!」
「うん!!」
 

そんなんで今回の作品。(クリックすると拡大画像になります。)
【ラフ】
070303_moto.jpg

【全体】
070303_1.jpg

【カギ部分】
070303_2.jpg

【トビラ部分】
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【タイトル】
≪ヒラクトビラは割れた空から≫

【制作者】
・船長Chii ・船大工Ma-Bo-

【花材/材料】
・ハラン ・ウンリュウヤナギ ・ミスカンサス ・スプレーウィット
・孔雀の羽

【作者コメント】
今回は船長が空を見ていたら思いついた話をもとに作りました。
あの空をタバコすいながら見上げてたら、どんどん空想がふくらんで、
あまりも楽しくなってきたので、つい作品にしてしまいました。
古墳のようなものを苔と白バラで作ってあります。
カギ部分は、飛行的にしたかったので、羽子板で使う羽をイメージして、
孔雀の羽を使いました。

「なー!それは何を開くカギだい?」
です。


花職人バングラッシーオフィシャルサイト
posted by 船長Chii at 03:03| Comment(4) | TrackBack(0) | 船長の日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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